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茅野 政道; 山澤 弘実; 飯田 孝夫*
Health Physics, 70(1), p.47 - 54, 1996/01
被引用回数:3 パーセンタイル:32.66(Environmental Sciences)大気境界層内でのラドンの移行についての一次元数値モデルを開発した。モデルは、乱流クロージャーモデルを含む流体力学モデルと、ラドンの拡散モデルから成る。前者は後者に、境界層内でのラドンの鉛直混合に影響を与える乱流状態を入力するためのものである。計算結果を、弱風で強い日射を含む晴天時や強風の曇天日等の種々の気象状態でのラドン濃度測定値と比較し、モデルが、ラドン濃度の典型的日変化をよく再現できることを示した。
山澤 弘実
JAERI-M 90-128, 36 Pages, 1990/08
本報告はSPEEDIの高精度化研究の中で開発された1次元気象モデルPHYDIV3のモデル内容、数値解法、コード内容及び使用方法をまとめたものである。本モデルは地上から数km程度の大気層を対象とし、風速、温位、乱流及びこれから計算される大気安定度、拡散係数等の鉛直分布の予測計算を行う。本モデルは、運動方程式、熱エネルギー保存式、2次オーダー乱流クロージャーモデル、地中熱伝導方程式、地表面熱収支式及び日射・大気放射計算モデルから成る。計算は、標準的使用法の範囲内であれば、パラメータファイルに必要な値を設定するだけで実行することができる。この制限を越えた計算を行う場合にはコード修正が必要である。想定される計算仕様に対するコードの修正方法を解説した。
山澤 弘実
JAERI-M 89-082, 43 Pages, 1989/06
大気中の移流拡散評価に用いることを目的とした3次元数値気象モデル(PHYSIC)を開発した。1983年に東海サイト周辺で実施された大気拡散実験時の気象データを用いて、沿岸域でのモデルの性能評価を行った。その結果、夕方から翌日正午までの20時間の風速場の時間変化及び海風の発生とその構造をこのモデルにより再現することができた。計算と観測の直接比較は風速及び気温に限られたが、診断型乱流計算モデルによる追計算により、海風発生時の乱流拡散係数の鉛直分布に関する計算結果も妥当であることが示された。
山澤 弘実
JAERI-M 89-062, 21 Pages, 1989/05
SPEEDIの高精度化研究の中で、複雑地形上での移流・拡散評価を目的とした3次元数値気象モデル(PHYSIC)を開発した。本レポートはモデルを詳細に記述したものである。モデルの基本部分は、水平風速、温位、乱流運動エネルギー、乱流長さスケールの予報方程式系から成る。この他に、乱流拡散係数、接地層週程、地表面熱収支及び大気放射・日射に関する詳細な計算式を記述した。本モデルの時間積分は交互方向陰解法(ADI法)を用いて行われ、差分化は水平・鉛直両方向のスタッガードグリッドを用いている。本モデルを実行するのに必要なメモリー容量は313116(地中5層)のグリッドと倍精度変数を用いた場合、約5.3MBである。ベクトルプロセッサーFACOM VP-100を用いた計算では1グリッドポイント、1ステップ当り2.210秒のCPU時間である。